【関節リウマチは目の貧血と充血のチェック】
関節リウマチの患者さんの多くに見られるのは、血液中の鉄分が不足するだけではなく、鉄分を吸収する能力が低下するために起こる貧血(ヒンケツ)の症状です。
徐々に進行する貧血やシューグレン症候群による結膜炎がある場合には、結膜だけで貧血があるかどうかを判断するのが難しい場合もあります。
一方、結膜が充血している場合には、シェーグレン症候群を併発している可能性が高く、同時に口や目が渇く感じがないかを調べます。
だから、医師は白目の表面と、まぶたの裏側を必ずチェックし、貧血や充血がないかを調べます。
※シェーグレン症候群(Sjögren's syndrome)とは、自己免疫疾患の一種であり、涙腺の 涙分泌を障害、唾液腺の唾液分泌などを障害する。40~60歳の中年女性に好発し、 男女比は1対14である。