レビトラ(バルデナフィル)錠Levitraは、バイエル薬品製の勃起不全治療薬です。 日本では、2番目に使用可能となった勃起不全治療薬です。(ちなみに1番目はバイアグラ、3番目はシアリスです) レビトラはバイアグラと比較し、
・即効性があり、作用持続時間が長い
・食事の影響を受けにくい
・副作用が少ない
などの特徴を持ちます。基本的な特徴はバイアグラに準じておりますが、若干ながら欠点が改善されております。 レビトラ20mgの”強さ”は、バイアグラ100mg錠に相当するとの報告もございます。 バイアグラで勃起不全の改善効果がなかった場合でも、レビトラlevitra20mg錠を是非お試し下さい。
【レビトラ錠はこんな人にお勧め!】
・夜、夕飯の後にED治療薬を服用したい方
(食事の影響を受けにくい)
・速効性を求める方
・バイアグラで効果がなかった方(20mg錠は国内最強)
・バイアグラで副作用が強かった方
などなど
【早漏傾向のある方にも】
作用機序は明らかではございませんが、ED治療薬を使用することで、若干の射精遅延効果が得られます。 特にバイアグラ、シアリスと比較し、レビトラの射精遅延効果が若干ですが高いとされます。早漏傾向のある方にも、レビトラが良い可能性がございます。
服用・使用にあたって、禁忌が多い、制限が多いと感じている方もいらっしゃると思います。これは、真面目な会社の体質と考えて良いのではないでしょうか? 確かに、同効薬剤であるバイアグラ錠と比較すると、併用禁忌薬や注意事項が多いのは事実です。バイアグラ錠が発売されてから月日が経過し、 認可時の時代背景が変わったのと、やはりドイツというお国柄が影響しているのではないでしょうか。お薬の承認には、治験を行う必要があり、莫大な費用が必要です。 様々な治験を踏まえ、安全マージンを大きくとった結果と言えます。
レビトラとグレープフルーツの関係がその一例です。承認当時、降圧剤とグレープフルーツを同時摂取することにより、 血中濃度が増加し、作用が増強してしまうことが、トピックとなっておりました。 グレープフルーツの相互関係などは、まさに承認時の時代背景から追加された項目と言えます。 なにもないところから、グレープフルーツが相互作用を及ぼすとは、考えつきません。
それと同様に、薬剤の体内での代謝経路(チトクロームP450 3A4など)が注目されていたのも、この頃です。 本薬剤以外の多くのお薬でも、添付文書上に、代謝経路(チトクロームP450 3A4など)による注意事項が追加されております。 これを踏まえ併用薬の相互作用が考慮され、併用注意薬剤が記載されるようになったと考えられます。
レビトラの添付文書上、一部の抗不整脈薬併用についても、注意事項が記載されております。心電図上の変化があったとのことです。 (バイアグラにも一部の抗不整脈薬が併用禁忌薬剤として、後々になって追加されております。)
現在、注意事項が記載されていなくても、今後、追加記載される場合もございます。
これらのデータは、皆様に、より一層安心して服用していただくための、努力の結果と考えてください。 逆に、使用法および注意事項を守れば、非常に安全なED治療薬と言えます。