レビトラ

  • 4大ED治療薬の市場シェア

    2023年現在世界中ED治療薬の市場シェアの概要です。

    1. シアリス (tadalafil)
    シアリスは、主成分タダラフィル、長時間作用型のED治療薬で、24〜36時間の効果があります。市場シェアは、約38%で、市場リーダーの地位を保持しています。

    2. バイアグラ (sildenafil)
    バイアグラの主成分はシルデナフィル、最も一般的に使用されるED治療薬の1つで、4〜6時間の効果があります。市場シェアは、約35%で、多くの人にとって依然として魅力的なオプションです。

    3. レビトラ (vardenafil)
    レビトラの主成分バルデナフィルは、比較的新しいED治療薬ですが、効果が速く、持続時間も長めです。市場シェアは、約12%で、まだシアリスやバイアグラに比べると少ないですが、徐々に増加しています。

    4. アバナフィル (avanafil)
    アバナフィルは、ED治療薬の中でも最も速い効果を持ち、15〜30分間で効果を発揮します。市場シェアは、約4%で、その利便性と速さから、人気を集めています。

    以上が一般的な市場シェアの概要ですが、地域や国によっては、これらのデータが異なる場合があります。また、個人の健康状態、医療歴、治療希望なども考慮する必要があります。したがって、個人的な状況については、医師や薬剤師に相談することをお勧めします。

  • レビトラ(バルデナフィル)錠はこんな人にお勧め!

    レビトラ(バルデナフィル)錠Levitraは、バイエル薬品製の勃起不全治療薬です。 日本では、2番目に使用可能となった勃起不全治療薬です。(ちなみに1番目はバイアグラ、3番目はシアリスです) レビトラはバイアグラと比較し、
    ・即効性があり、作用持続時間が長い
    ・食事の影響を受けにくい
    ・副作用が少ない
    などの特徴を持ちます。基本的な特徴はバイアグラに準じておりますが、若干ながら欠点が改善されております。  レビトラ20mgの”強さ”は、バイアグラ100mg錠に相当するとの報告もございます。 バイアグラで勃起不全の改善効果がなかった場合でも、レビトラlevitra20mg錠を是非お試し下さい。

    【レビトラ錠はこんな人にお勧め!】
    ・夜、夕飯の後にED治療薬を服用したい方
    (食事の影響を受けにくい)
    ・速効性を求める方
    ・バイアグラで効果がなかった方(20mg錠は国内最強)
    ・バイアグラで副作用が強かった方
    などなど

    【早漏傾向のある方にも】
    作用機序は明らかではございませんが、ED治療薬を使用することで、若干の射精遅延効果が得られます。 特にバイアグラ、シアリスと比較し、レビトラの射精遅延効果が若干ですが高いとされます。早漏傾向のある方にも、レビトラが良い可能性がございます。
    服用・使用にあたって、禁忌が多い、制限が多いと感じている方もいらっしゃると思います。これは、真面目な会社の体質と考えて良いのではないでしょうか? 確かに、同効薬剤であるバイアグラ錠と比較すると、併用禁忌薬や注意事項が多いのは事実です。バイアグラ錠が発売されてから月日が経過し、 認可時の時代背景が変わったのと、やはりドイツというお国柄が影響しているのではないでしょうか。お薬の承認には、治験を行う必要があり、莫大な費用が必要です。 様々な治験を踏まえ、安全マージンを大きくとった結果と言えます。

    レビトラとグレープフルーツの関係がその一例です。承認当時、降圧剤とグレープフルーツを同時摂取することにより、 血中濃度が増加し、作用が増強してしまうことが、トピックとなっておりました。 グレープフルーツの相互関係などは、まさに承認時の時代背景から追加された項目と言えます。 なにもないところから、グレープフルーツが相互作用を及ぼすとは、考えつきません。

    それと同様に、薬剤の体内での代謝経路(チトクロームP450 3A4など)が注目されていたのも、この頃です。 本薬剤以外の多くのお薬でも、添付文書上に、代謝経路(チトクロームP450 3A4など)による注意事項が追加されております。 これを踏まえ併用薬の相互作用が考慮され、併用注意薬剤が記載されるようになったと考えられます。

    レビトラの添付文書上、一部の抗不整脈薬併用についても、注意事項が記載されております。心電図上の変化があったとのことです。 (バイアグラにも一部の抗不整脈薬が併用禁忌薬剤として、後々になって追加されております。)
    現在、注意事項が記載されていなくても、今後、追加記載される場合もございます。

    これらのデータは、皆様に、より一層安心して服用していただくための、努力の結果と考えてください。 逆に、使用法および注意事項を守れば、非常に安全なED治療薬と言えます。

  • レビトラ(バルデナフィル)と心臓突然死,心筋梗塞

    レビトラ(一般名:バルデナフィル)は、市販直後、心臓突然死との因果関係が話題になりました。 それにより、レビトラの印象は、悪いものとなってしまいました。

    いわゆる腹上死は、もともと頻度の高いものではなく、 安静時の心臓突然死と比較し、僅かに頻度の高いものです。 性行為そのものが、運動であり、刺激であり、 肉体にも心臓にも、負担増加を強いります。 そのため心臓突然死の頻度を、僅かながら上昇させます。
    いつもと異なったパートナーを相手にしたり、刺激的な場所での性行為や、 飲酒の有無などにより、精神の高揚が異なります。 肉体、心臓への負担が、さらに増加します。

    心臓突然死の多くの原因は、急性冠症候群と考えられております。 具体的には、心筋梗塞です。 心筋梗塞は、心臓を養う血管(冠動脈と言います)が、 急速に閉塞し、心臓平滑筋が壊死する病気です。 心筋梗塞を発症すると、それが原因で、致死性不整脈(心室細動や心室頻拍)や急性心不全を生じ、 死に至る場合があります。
    冠動脈の閉塞は、基礎疾患があることがほとんどです。
    皆さん御存知の、高血圧や糖尿病、脂質異常症、 メタボリック症候群などの動脈硬化性疾患が、心筋梗塞の基礎疾患となります。 心筋梗塞の誘引の一つとして、性行為があります。
    (注;これら動脈硬化性疾患の全ての方が、性行為中に心筋梗塞を発症するわけではございません)

    レビトラは、冠動脈の拡張作用を有します。
    つまり、心筋梗塞や狭心症治療に用いられる、 ニトログリセリン系薬剤/硝酸剤と同様の作用を持っています。 (注;レビトラを飲んでいれば、心筋梗塞を予防できる訳ではありません。) また、レビトラの副作用として、動悸(脈拍数の増加)や、血圧低下などがあります。

    性行為が、運動であり、刺激的であるということ、基礎疾患の有無、 パートナーや場所、 飲酒の有無、レビトラの服用など、 これらの要素が複雑に絡み合って、心臓への負担が決まります。 レビトラ服用の有無よりも、上述の様々な要素の方が、大きく心臓突然死に影響します。

    現在のところ、レビトラが心臓突然死の原因というよりも、肉体的に、 もともと高血圧や糖尿病などリスクを持っている方が、 性行為という運動・刺激により、心臓突然死を発症したと考えられております。

    以上の内容は、レビトラ以外のED治療薬、バイアグラ(シルデナフィル)、 シアリス(タダラフィル)にも共通致します。

  • レビトラの正しい保管方法

    レビトラ

    レビトラは、男性性器の勃起組織中に存在し、勃起不能に深くかかわる酵素で、「PDE-5」を阻害することにより勃起反応を強化し持続させる働きがあるとされています。バイアグラのライバルと称され、多数の週刊誌でも取り上げられております。

    レビトラは副作用が少なく、食後早めに飲んでも効果が落ちにくいのが好評です。飲んで15~30分と早く効き始め、4~5時間と長めに作用します。(バイアグラは食後1時間以上あける必要があり、効果は3時間位が目安)

    レビトラも満腹状態や脂っこいもの(天ぷら、カルビなど)を食べた後は、効果が落ちるので食後30分以上はあけて飲んでください。前立腺ガンの患者や重度の糖尿病や脊椎損傷によるEDにも高い有効性が認められているとの報告もあります。

    レビトラは、錠剤がシートにはいったままの状態であれば、製造から5年程度が使用期限といわれており、比較的長期の保管が可能な錠剤といえます。

    今回シートのままで保管されるとのことですので、基本的な保存方法は直射日光を避けて、室温で保存していただき、暖房器具やエアコンの近くには置かないようにしてください。レビトラを冷蔵庫に入れて保存する方もいるようですが、その場合は冷蔵庫からレビトラ錠剤を取り出した際に温度差でシート内が湿気を帯びてしまう可能性があるため、冷蔵庫ではなく、直射日光の当たらない暗めの部屋で室温保存というのがベストといえるでしょう。冷蔵庫で保存していたからといって使用期限が少し過ぎても大丈夫と考えるのは非常に危険です。

    原則的にレビトラはPTPシートと呼ばれる、錠剤をプラスチックとアルミで挟んだシートで包装されており、このPTPシートは薬剤が空気に触れることによる吸湿や紫外線などによる変質を防ぐ効果があります。そのため、このPTPシートを未開封のままレビトラを保管すれば5年程度の使用期限が望めるとされています。

    シートから錠剤を出してしまったら
    PTPシートから錠剤を取り出した状態でレビトラを保管する場合、シート未開封のままの状態と比べると使用期限は短くなります。しかし市販のサプリメントケース等に錠剤を入れ、車内に放置したり、ポケットに入れて持ち歩いたりせずに、高温多湿と直射日光を避けて保存すれば、それでも1年程度は劣化なく使用することができるといわれています。シートから取り出した状態で保管したレビトラ錠を服用する場合は、取り出す前に消毒薬等で手をしっかり除菌し、水気をふき取った手で使用してください。また、取り出した日時が分かるよう、保管したケースに開封日時を明記しておくと良いでしょう。

    割った錠剤を保管したい
    基本的にレビトラを含むED治療薬の錠剤を割った場合は、残りはなるべく早く使い切ってください。割った残りの錠剤を保管して、いずれ使用するというのは原則的に推奨されていません。これは錠剤を半分に割ったことで、レビトラ表面を覆っている青色のコーティングが切断面の部分で剥がれてしまい、湿気を含みやすくなっているため、一気に成分が劣化してしまうからです。
    レビトラの錠剤をピルカッター等で割って服用されている場合で、やむをえず割った残りを保管したい時は、割った錠剤をラップ等で包み、極力空気に触れさせないように密閉された容器で保管してください。しかし密閉された容器で保管をしたとしても、割った場合は夏なら1週間程度、冬頃でも2週間前後を目途に使い切るようにしてください。いつ割ったのかを保管容器等に明記し、割った日時がわからないレビトラは予想外の健康被害を蒙る可能性もあるので服用せずに廃棄するようにしましょう。

    使用期限を確認しましょう
    レビトラの使用期限を確認するには2つの確認方法があります。
    1つ目はレビトラの箱の側面に記載されている使用期限表記を確認します。しかし通常、レビトラはPTPシートの状態で処方されるので、クリニック等で処方される場合は服用者自身が箱の記載を確認することができません。

    2つ目はPTPシートの上部に記載されている使用期限表記を確認します。基本的にはシートの状態で処方されるので、これが一番確認しやすい形でしょう。もし錠剤の数などによって、シートが途中で切られていて表記が確認できない場合は、処方を受けたクリニックの医師に使用期限はいつまでなのかを事前に確認しておくのが良いでしょう。

    開封したらすぐ使用
    レビトラは同じED治療薬の

    等に比べると、PTPシートから開封した状態でも、錠剤を割った状態でも、長い期間は保管することが可能ではありますが、やはり開封後は出来る限り早めに使用するのが良いでしょう。開封すれば少なからず成分の劣化は始まりますし、錠剤を割ればなおさらに成分の劣化が進んでいきます。もったいないと思っても、使用期限を過ぎたら廃棄しましょう。また、使用期限内であっても、錠剤が変色していたり、飲んだらいつもと味が違うと感じた場合はすぐに服用を止めてください。
    レビトラのしっかりした効果を得るために、なるべくベストの状態で服用するように心がけましょう。

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